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大判スキャンを自社で完結する方法5選|代行業者より安くなる条件を解説

大判スキャンを自社で完結する方法5選|代行業者より安くなる条件を解説

大判スキャンを自社で完結する方法5選|代行業者より安くなる条件を解説

「A2やA1の大判図面をスキャンしたいのに、手元のスキャナーでは対応できない」
「代行業者に頼むたびに費用がかさむが、自社でどうにかできないか」

これは設計・製造・建設の現場でよく聞かれる悩みかと思います。

  • A3までしか対応していないスキャナーで、A2以上の図面をどうにかしなければならない
  • 代行業者への依頼費用が年間で数十万円規模になっている
  • 機密性の高い図面を社外の業者に預けることへの不安がある

本記事では、大判スキャンの主な5つの方法をコスト・品質・速度・セキュリティの観点で徹底比較し、代行業者より安くなる条件と自社完結の具体的な手順を解説します。

スキャナー導入の判断材料として、そのままご活用ください。

大判スキャンとは|A2・A1が難しい理由から整理する

「大判」のサイズ定義

スキャンの文脈で「大判」と呼ばれるのは、一般的な複合機やA4・A3スキャナーでは対応できないA2(420mm×594mm)以上のサイズです。

建築図面・設備図・機械図面・ポスターなど、業務で扱うドキュメントの多くがA2〜A0サイズに該当します。以下に主なサイズの対比を示します。

サイズ 寸法(mm) 主な用途 一般スキャナーで対応
A3 297×420 詳細図・仕様書 ◎(対応機種多数)
A2 420×594 建築図・設備図 ✕(要大判対応機)
A1 594×841 建築確認申請図・全体図 ✕(要大判専用機)
A0 841×1189 大型プラント図・全体配置図 ✕(業務用大判機のみ)

一般的なスキャナーでA2以上に対応できない理由

市販のドキュメントスキャナーや複合機のほとんどはA4〜A3が上限。A2図面をA3スキャナーで処理しようとすると、図面を半分に折ってから2回スキャンし、後から画像編集ソフトで合成するという手間が発生します。

この作業は時間がかかるうえ、折り目部分の情報が欠落しやすく、精度の求められる図面管理には不向きです。

大判スキャン5つの方法を徹底比較

①分割スキャン+合成 ②スマートフォン撮影 ③セルフスキャンサービス ④代行業者への依頼 ⑤オーバーヘッドスキャナー
初期費用 なし なし なし(都度払い) なし(都度課金) 9万〜15万円
ランニングコスト 低(手間のみ) 中(1枚100〜400円) 高(1枚200〜400円)
画質・精度 △(合成ズレあり) △(歪み・映り込みあり)
スキャン速度 ✕(合成作業が重い) ○(撮影は速い) △(移動時間含む) ✕(数日〜数週間) ◎(1秒/枚)
A2以上の対応 ○(分割すれば可) ○(サイズ制限なし) ○(店舗による) ◎(A2まで対応機種あり)
セキュリティ ◎(社内完結) ◎(社内完結) △(店舗持ち込み) △(社外持ち出しリスク) ◎(社内完結)
大量処理 ✕(非効率) ✕(都度移動が必要) ○(委託できる) ◎(フットペダルで高速処理)

①分割スキャン+合成

手元のA3スキャナーで図面を2〜4分割してスキャンし、PhotoshopやGIMPなどの画像編集ソフトで合成する方法です。

初期費用がかからず、すぐに試せるのが利点ですが、合成のズレや折り目による情報欠落が生じやすく、精度が求められる図面管理には不向きです。1枚あたりの作業時間が長くなるため、大量処理にも向きません。

②スマートフォン撮影

スマートフォンのカメラで大判図面を撮影し、PDF化するアプリを使う方法です。現場で即座に撮影できる手軽さがありますが、照明の映り込みやレンズの歪みにより、寸法線や細かい文字が判読不能になるケースがあります。簡易的な記録用途には向きますが、正式な電子化には品質が不十分なことも。

③セルフスキャンサービス(キンコーズ等)

キンコーズなどのコピーサービス店舗に持ち込んで大判スキャンを行う方法です。A1・A2に対応した機器が設置されており、10分あたり1,100円程度で利用できます。

初期費用なしで高品質なデータが得られる一方、店舗への移動時間・持ち込みの手間があり、継続利用するとコストが積み上がります。また、機密図面を店舗に持ち込む手間も。

④代行業者への依頼

スキャン代行を専門とする業者に図面を郵送・持ち込みし、電子データを納品してもらう方法です。高品質なデータが得られますが、1枚あたり200〜400円の単価がかかります。1,000枚スキャンすれば20〜40万円。

毎年継続すれば3〜5年でオーバーヘッドスキャナー1台分のコストを超えます。加えて、納品までのリードタイム(数日〜数週間)と機密図面の社外持ち出しリスクが課題です。

⑤オーバーヘッドスキャナーの自社導入

CZURのA2結合スキャン機能

カメラをアームで持ち上げ、真上から書類全体を撮影するオーバーヘッドスキャナーは、大判スキャンの要件を最もバランスよく満たします。A2まで非接触でスキャン可能・高解像度・OCR標準搭載・フットペダルで大量処理対応と、コスト・品質・セキュリティのすべてで優位に立ちます。初期費用は9万〜15万円程度ですが、代行業者のランニングコストと比較すると2〜3年で回収できるケースが多く見られます。

A3対応スキャナーの詳しい比較は ▶︎ A3スキャナーおすすめ比較2026年版 もあわせてご覧ください。

代行業者への依頼で積み上がる3つのコスト

1枚200〜400円の単価×枚数で数年以内に回収可能に

大判スキャン代行業者の一般的な料金はA2・B3サイズで1枚あたり150〜400円(白黒・カラーにより差あり)、基本料金として別途1,000〜8,000円程度がかかります。

設計事務所・製造業で年間1,000〜3,000枚程度の大判図面を処理する場合、代行費用は年間15〜120万円規模になります。一方、オーバーヘッドスキャナーの購入費用は9万〜15万円程度。1〜2年で代行費用を上回る計算です。

機密図面の社外持ち出しリスク

設計図面・製造図面は企業の重要な知的財産です。

代行業者に郵送・持ち込みする際は、どうしても紛失・漏洩・不正コピーのリスクが発生します。特に特許申請前の図面や未発表製品の設計図などは、社外持ち出し自体が情報管理ポリシーに抵触するケースも。

自社スキャナーを導入すれば、処理が社内で完結し、このリスクをゼロにできます。

数日〜数週間の納品リードタイム(業務停止コスト)

代行業者への依頼から納品までには通常数日〜数週間。急ぎの案件や、スキャンデータを即日業務に使いたい場面では対応できません。

自社導入であればスキャンから数秒でデータを取得でき、その場でBIMソフト・クラウドストレージへの取り込みが可能に。リードタイムの短縮は、プロジェクトの進行速度にも直結します。

オーバーヘッドスキャナーが大判スキャンに選ばれる3つの理由

CZURの自動湾曲補正機能

A2まで平置き非接触でスキャン可能

フラットベッドスキャナーはガラス面に書類を押し付けて読み取るため、大判サイズになるほど設置が難しくなることも。オーバーヘッドスキャナーは書類を机の上に平置きするだけでスキャンが完了するため、A2サイズの図面も折ったり丸めたりすることなく読み取れます。

書類に一切触れないため、劣化した紙図面や貴重な原図を傷める心配もありません。

ページカーブ補正で折り目・湾曲を自動修正

長期保管された紙図面には折り目やカールが生じていることがほとんどです。CZURのオーバーヘッドスキャナーは独自の湾曲補正アルゴリズムを搭載しており、湾曲した図面をフラットな状態に自動補正してスキャンします。

分割合成では対応が難しい折り目部分も、補正処理によって自然に再現可能に。

フットペダル+1秒/枚で大量処理を効率化

CZURのフットペダルでのスキャン

フットペダルを踏むだけでシャッターが切れるため、両手で次の図面をセットしながら連続スキャンできます。ET24 Pro、ET MAXは約1秒/ページの処理速度を持つため。習熟すれば1時間に数百枚のペースで処理でき、月次の大判図面電子化作業も担当者1人で完結します。

CZUR ET MAX / ET24 Proで大判スキャンを始める手順

STEP1:機種専用ソフトのインストール

CZURの専用ソフトウェアは機種ごとに異なります。購入した製品のモデル専用ソフトウェアをCZUR公式サイトよりダウンロードし、PCにインストールしてください。

Windows・Macの両方に対応しています。インストール後、スキャナーとPCを接続するとデバイスが自動認識されます。

STEP2:セットアップとフットペダルの接続

スキャナー本体を平らな作業台に設置し、カメラを図面の真上に位置するよう調整。ET24 Pro・ET MAX・Shine Ultra Pro・Aura S Proにはフットペダルが同梱されています。

フットペダルをUSBポートに接続するだけで使用可能になります。ペダルを1回踏むとシャッターが切れ、次の図面をセットしながらスキャンし続けられます。

STEP3:スキャン設定(解像度・補正・出力形式)

ソフトウェア起動後、スキャン設定を確認します。大判図面の推奨設定は以下の通りです。

  • 解像度:410dpi
  • 湾曲補正:オン
  • 出力形式:PDF(長期保存用)またはTIFF(高解像度保存用)、サーチャブルPDF(文字データつきPDF)

STEP4:スキャン実行とデータ確認

図面をスキャンエリアに平置きし、フットペダルを踏んでスキャンします。スキャン後、プレビュー画面で画像の傾き・切り抜き範囲・文字の鮮明度を確認してください。大量処理の場合は10〜20枚ごとにサンプルチェックを行う運用を推奨します。問題があればその場で再スキャンし、問題なければ次の図面に進みます。

図面電子化の詳しい手順は ▶︎ 図面の電子化方法4選を徹底比較 もあわせてご覧ください。

大判スキャンにおすすめのCZURモデル2選

ET24 Pro ― A3大判まで対応・詳細図・仕様書に最適

CZUR ET24 Pro
  • 解像度:2,400万画素
  • 対応サイズ:最大A3(297mm×420mm)
  • スキャン速度:約1秒/ページ
  • 付属品:フットペダル、LEDライト内蔵アーム
  • 特長:コンパクト・軽量で設置場所を選ばない。詳細図・建具図・仕様書のA3大判に最適
  • おすすめユーザー:中小規模の設計事務所、A3が中心の図面管理担当者
  • 価格:94,500円(税込)

▶︎ ET24 Proの詳細・購入はこちら

ET MAX ― A2大判まで対応・建築図・設備図・機械図面に

CZUR ET MAX
  • 解像度:3,200万画素
  • 対応サイズ:最大A2(420mm×594mm)
  • スキャン速度:約1秒/ページ
  • 付属品:フットペダル、デュアルLEDライト、折りたたみ収納ケース
  • 特長:A2大判をそのまま非接触でスキャン可能。建築確認申請図面・設備図・機械図面の電子化に対応
  • おすすめユーザー:ゼネコン・設計事務所・官公庁の図面管理部門、A2以上の図面を扱う担当者
  • 価格:149,050円(税込)

▶︎ ET MAXの詳細・購入はこちら

全モデルの詳しい比較は ▶︎ スキャナーおすすめ徹底比較2026年版 もご覧ください。

よくある質問(FAQ)

Q1. A1サイズの図面もスキャンできますか?

A:ET MAXの最大対応サイズはA2(420mm×594mm)です。A1図面(594mm×841mm)はA2サイズに折って2回スキャンし、画像編集ソフトで結合する方法が現実的です。A1以上に対応する業務用大判スキャナーは専業メーカーの製品となりますが、A2対応のET MAXでも建築図面の多くをカバーできます。

Q2. スキャンデータの解像度はどれくらいが適切ですか?

A:用途によって異なります。閲覧・共有のみが目的なら200〜300dpiで十分です。寸法の拡大確認や印刷を想定する場合は600dpi以上を推奨します。CZURのET MAXは3,200万画素のカメラを搭載しており、A2図面でも細部まで鮮明に取得できます。

Q3. 機密図面のセキュリティは確保できますか?

A:CZURのスキャナーは社内のPCと直接接続して処理を行います。スキャンデータが外部サーバーに送信されることはなく、社内環境での完全クローズ運用が可能です。代行業者への外部持ち出しが不要になるため、情報漏洩リスクを大幅に低減できます。

Q4. 代行業者と自社導入、どちらがコスト的に有利ですか?

A:年間スキャン枚数によって異なります。代行業者のA2スキャン単価を200円と仮定すると、年間500枚で10万円。ET MAXの購入費用(約15万円)を1.5年で回収できる計算です。年間1,000枚以上処理するなら自社導入が明確に有利です。

Q5. 導入前にデモ機で試せますか?

A:CZUR公式サイトの問い合わせフォームからデモ機のご相談が可能です。実際の業務図面を使ったデモや、複数台導入の見積書発行にも対応しています。まずはお気軽にご相談ください。

 

まとめ|大判スキャンは自社完結が最もコスパが高い

大判スキャンの5つの方法を比較した結果、コスト・品質・速度・セキュリティを総合的に評価すると、オーバーヘッドスキャナーの自社導入が最も合理的な選択肢です。分割合成は手間と精度の問題があり、セルフサービスや代行業者は移動コスト・単価・機密リスクが課題です。スマートフォン撮影は業務精度に届きません。

代行業者より安くなる条件は明確です。年間500枚以上の大判図面を処理するなら、ET MAXの購入費用は1〜2年で回収できます。フットペダルによる高速処理・ページカーブ補正・OCR標準搭載により、担当者1人で高品質な大判スキャンを社内完結できます。機密図面の社外持ち出しリスクも解消されます。

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解像度5696×42725248×39365696×42724000×30003968×2976
DPI320300A3:320、A4:440330330
フレーム数20fps20fps10fps60fps15fps
対応サイズA3A3A3/A4A3A4
対応する本の厚みA3: 35mm、A4: 50mmA3: 16mm、A4: 30mmA3: 6mm、A4: 10mmA3: 6mm、A4: 10mm-
フォーカス固定フォーカス固定フォーカスオートフォーカスオート固定フォーカス
光補助ライト2灯(自動)3段階色温6000K6500Kなし
HDMIポート××××
重量約1.5kg約1.48kg約1.0kg約590g約472g

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